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アラサーリーマンの日常を綴った雑記ブログです。キャリア、家庭、趣味などのあれこれ。

同僚が退職した

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アロハ。コーヒー(@coffee_808)です。

日々美味しいものを食べてお腹周りだけ肥えてきましたが、日々の出来事から多くを学んで知識や持論も肥やしてていきたいところ。今後はお食事の記録だけでなく、日々の学びもこのブログに綴っていきたいなと思います。 

 

 

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同僚が退職した

今月、同僚が退職しました。理由は成績を残せなかったから。簡単に言うとクビです。外資系企業のセールスという仕事は非常にシビアだなと思います。気づいたら同僚がいなくなっていることはよくあります。ふと社内システムで名前入力し検索してもその人が出て来ない…。みたいな感じです。もしくは人事発令の広報メールなどで最後のほうに小さく退職者一覧みたいなのがあります。そこで気づきます。あ、そうなんだ。彼/彼女やめるんだ…。みたいな。このように成績が出ていない人たちが辞めていくのを見送ることが頻繁にあるので、この外資系特有の文化に慣れてきたな〜と思っていたのですが、今回の退職者は同じチームで仕事をしていて身近な人だったのでとてもショックでした。身近な人となると流石に今までの衝撃とは違いましたね。送別会の後の帰っていく姿が今でも忘れません。次の会社ではうまくいくことを心から祈っています。

 

僕らのミッションは明らかで商品を売ってくることです。各個人には各指標の目標値が置かれており、四半期ごとにそれをクリアすることを目指していきます。その目標値に対して四半期を終えた時点で何パーセント到達しているかが各個人の成績と待遇に反映されていきます。簡単に言うと四半期ごとのノルマを達成しなければいけないのです。この達成率を3~4回大外しをすると、会社側はそのセールスを退職させることができるといった労働規約になっているのです。会社側は社員をクビにすることができるのです。僕らはそれにサインして入社しているのです。

 

思い返せば、僕も彼と似たような際どい立場にいました。3〜4回ノルマの予算を大外ししてしまったのです。クビになるかもしれないというプレッシャーと常に戦っていた立場だったので今回の件はもう人ごとではありません。退職した彼を見送った際にあれこれ考えてみたので備忘録的にまとめてみようと思います。

 

 

しかし努力せねば報われない

僕も入社して最初の年は苦しい日々が続いていました。 

www.blog-ialoha.com

 

過去に上記の記事を書きました。最初の半年はここまでやるって腹をくくっていない状態だったので論外です。後半の半年間は腹をくくって努力しましたが届きませんでした。でもその後の四半期でなんとか挽回できた話です。僕は凡人ですので、この会社で最初から余裕で業績を作れるほど優秀ではありませんでした。周りの優秀な社員は毎回の四半期を余裕で達成していたりする人も多くいます。しかし僕みたいな凡人は努力をしなくて大外し、努力をしたとしても達成しません。退職した彼も僕と同じような感じだったと思います。

 

そこで僕にとって何が必要だったかというと、"期限内に成長すること"だったのではないかと考えています。努力の正しさをより正し、努力の限界をストレッチすること。これが成長することになるのではと思うのです。しかし成長することは負荷がかかり、ストレスも多いことが多いです。僕の場合はそうでした。成長こそが人間の本質だ!ということが僕の持論ということもあり、成長を楽しめる価値観を持っていたいなと思っているところです。とにかく、期限内に自分のキャパをストレッチするために色んなことを考えて実行しました。その時はとてもきつかったです。本当の意味で努力をしたなと今でも思います。達成できなかった最初の年の後半は特に、でした。しかしながら、達成した時、成長を実感できた時のこみ上げる感情もひとしおでした。とても嬉しかったのを今でも覚えています。

 

今こそ安定した業績が出せていますが、入社当初の自分を振り返ると目も当てられないなと今でも思います。もしあの時、諦めない気持ちを持って踏ん張れず、自身の成長に背を向けたとしたら、退職した彼みたいになっていたのだと思います。

 

報われなくても人生は長い

辞めていった彼がどこまでゴールに向かって成長した(しようとした)かは本人しかわかりません。今回は日の目を見ませんでしたが、当然ながらここで終わりではありません。本人が成長すべく愚直に向き合ったのだとしたら、今回の経験で多くのものを得て次のステージに進めることになります。営業に対するスキル、そして特に努力の水準なんかはそうかもしれません。彼は非常によく仕事をしていました。絶対に他の企業では認められると思います。そして、何よりも敗北したという経験は大きな糧となるのではと思います。

明日は我が身。僕の所属している会社は数値で達成した、達成しなかったで社員の評価をしているだけに過ぎません。その人の人間的な価値など総合的な判断は会社には下せないと思うわけです。そして、もし仮にリーマンショックみたいなことが再発したとしたら?外的要因によって、仮に優秀であったとしても簡単に僕らの首なんて一瞬で吹き飛ぶのです。その時に備えてこの不安定な世を渡り歩いていけるだけの力量を蓄える。この一点をしっかり見据えて日々成長していきたいものです。僕ら外資系の営業ソルジャーは毎日が生き残りをかけた真剣勝負。日々精進せねばなと思う次第です。

 

今後彼が活躍できることを祈りつつ、今回はこの辺で失礼したいと思います。

 

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